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2018.12.8活動案内

演奏力だけではダメ




世田谷区立祖師谷小学校「開校記念コンサート」にて、 パーカッショニストの桑原みどりさん、日比野慎也くんと共に小学校体育館でのコンサートを行ってきました。

僕はピアノ教室をしたり、子供のための音楽イベント等をするようになったきっかけを得た学校です。

今年のテーマは「パーカッション(打楽器)」。
今回は、学校の音楽室で児童が日常的に使っている楽器をできるだけ多くお借りし、様々な曲を演奏しました。
それは大変盛り上がり、僕が公教育機関でコンサートをさせて頂くようになってから7年、最も楽しい会になったと思います。
そこで、僕がこういう場でコンサートの企画をする際にどんなことを大事にしているかをまとめてみます。

学校コンサート企画で最も気を遣っていること


仮に「100点満点の演奏」というものが存在するとして、さらに奏者が「100点満点」を実現だきたとします。
では、それを聞いて喜ぶのはどんな人たちでしょうか。
それは、「100点満点の演奏を聞くこと」を求めている人たちです。

■日本では毎日のように様々な場所でコンサートが行われていて、普通、お客は「そのプレイヤーの音楽を聞きたいから」或いは「その曲を聞きたいから」と、自らコンサート会場に赴きます。
この点が学校などで行うコンサートとは大きく違うところです。

音楽が好きな児童(職員)もいれば、全く興味がなく、こんなところで音楽を聞いているくらいなら外でボール遊びをしていたい。と思う児童もいるんです。
せっかくなら、そういう子たちにも楽しんでもらいたいものです。

■僕は、演奏家の演奏力だけではコンサートは成立しないと考えています。
演奏する力に対して、聴衆側の聴く力がほぼ対等になった時に初めて「楽しい!!」が沸き起こるものと考えています。
英語のコンサートは「協調」という意味があり、日本語の演奏会とはニュアンスが違います。
つまり仮に「100点満点の演奏」というものをしたとしても、それを求めていない人たちの前ではのれんに腕押し状態。
ひどければ反発を食らってしまうこともあるかも。

■ですからこういうシチュエーションのコンサートで一番最初に考えるのが、どう児童・職員を巻き込むか、です。
どれだけ多くの人に「当事者」になってもらるかどうかが、会全体の雰囲気を作る決定的なポイントだろうと、僕は考えています。
曲間のトーク、児童を巻き込んだ参加型プログラム、職員をステージに呼び出してのイベントコーナー、校長への抜き打ちインタビュー、、、これらの全てが本当に上手く回り、児童・職員全体の「聴く力」が生まれたように感じられました。
そして「楽しい」が湧きました。
とても良かった!

演奏自体の準備をしっかりやっておくことは、音楽家としてその場に赴く以上、当たり前のことです。
準備してきた演奏をどう使い、どう見せるか。
実はこの部分も演奏力と同等に重要視しなくてはならなのではと思っています。

学校コンサート

学校公演の思い出。

AtoK labo 野口幸太さんの投稿 2018年12月2日日曜日


 新しい動画が公開されました! 「ザ・グラマラス・ナイト」来年2月16日(土)17時







川越塔子、西本真子、2人のマダムに寄り添う男達、そして2台ピアノ。 ノヴェッロ、ヴァイル、コルンゴルド、ルグラン他のメロディーで、文字通りグラマラスな冬の一夜を!



2019年2月16日(土)17:00開演

■出演
2Madames: 川越塔子、西本真子
2Garçons : 鈴木俊介、井出壮志朗
2Pianos: 野口幸太、織井香衣、谷川瑠美

■予定曲目
•アイヴァー・ノヴェロ:
「Glamorous Night」よりGlamorous Night、Fold Your Wings
「The Dancing years」よりWaltz of My Heart
「Perchance to dream」よりWe’ll Gather Lilacs
•ロバート・ライト:
「KISMET」よりAnd This is My Beloved
•フレデリック:ロウ:
「My Fair Lady」よりShow Me
•エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト:
「Die Stumme Serenade」よりSerenade、Shönste Nacht
•ミッシェル・ルグラン:
「Le demoiselles de Rochefort」よりChanson des jumelles
•クルト・ヴァイル:
「Marie Galante」よりJ’attends un navire、Le Roi d’Aquitaine
「Street Scene」よりLonely House
•アンドレ・プレヴィン:
「A Streetcar named desire」よりI want magic! 他


■スタッフ
企画・統括: 横山修司
制作・マネージメント: 野口幸太(AtoK labo)
制作協力: 福永綾子(ナヤ・コレクティブ)
ステージ・ディレクション: 清水龍之介
楽曲アレンジ: 野口幸太、織井香衣、谷川瑠美
主催:GLAMOROUS NIGHT project

特設Facebookページ
https://www.facebook.com/glomorousnight/

■チケット
全席自由 5000円

■カンフェティや、フリーダイヤルからもご注文頂けます。
▶︎カンフェティhttps://s.confetti-web.com/detail.php?tid=48920&
▶︎フリーダイヤル
0120-240-540
(発券はセブンイレブンにて)

野口幸太ピアノ教室 「月曜限定クラス開講のご案内」







「野口幸太ピアノ教室」は日吉・綱島地区のピアノ教室です。
現在のところ、教室主宰である野口幸太のレッスン枠は上限まで達しており、新たなレッスンの受け入れが不可能な状態が続いておりました。

▶︎そこで、音楽教育家としての私の考えに共感をいただいた教師を招き、当教室にて月曜限定でレッスンを受講して頂けるように調整に入りました。
既に、年明けから月曜クラスでレッスンをスタートさせる生徒さんも決まり、引き続きお問い合わせを頂いております。
月曜レッスンについてご興味をお持ちの方がいらしゃいましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。


打楽器奏者さんとセッション!





桑原みどりさん、日比野慎也さん、二人の打楽器奏者と共に音楽作り。
打楽器は楽器の原点です。
その場にあればついつい叩きたくなるし、太鼓のリズムを入れてもらうだけで本能的な高揚感が増す!
すごく楽しい♪