【楽典】とは、、、、
僕はこのブログでも、
おはようございます。音楽教育家の野口幸太です。
春の運動会シーズン、先週の土曜日が運動会だった。
という子たちも沢山いたことと思います。
都内では、あまりの暑さで、
午後の部を中止せざるを得なかった学校もあったのだとか。
僕のレッスン室でも冷房がフル稼働した、今年最初の一日でした。
今日も30度まで上がるとのこと、
お出かけの際にはくれぐれも気をつけてください。
■さて、昨日のブログでは、
僕のYouTubeのピアニストチャンネルの紹介をしましたが、
実はもう一つ、別のチャンネルも始めています。
それが「野口幸太/Eチャンネル」です。
主に音楽教育関連の動画コンテンツをこちらに上げていきます。
■この「E(音楽教育)チャンネル」で、新しいシリーズを公開し始めました。
それが、
「小学生のための楽典シリーズ」です。
音楽の基礎的な理論や、理論をまとめた教科書のこと。
学習としての楽典では、楽譜の読み方・書き方・楽譜からの情報の読み取り方について学ぶ。
ピアノ教育における「ソルフェージュ」の大切さ、、、
について、たびたび書いてきました。
そして、先日の記事(「ソルフェージュ」ってつまり何?)では、
【ソルフェージュ=音楽の読み書き文法学習】
と、結論づけました。
あれ??
これって、さきほどの「楽典」の学習内容とよ〜く似てますよね。
そうなんです。
ソルフェージュも楽典も、同じ【楽譜の読み書き】について学ぶ分野なんです。
では、同じ「楽譜の読み書き」を学ぶ、
「楽典」と「ソルフェージュ」
一体、この二つの違いは何なのか・・・・
◯◯的なソルフェージュと、◯◯的な楽典
これ、僕のEチャンネルで公開している、
ソルフェージュ(リズムトレーニング)の動画です。
画面上にはまず、音符がひとつ出てきます。
で、僕のアナウンスで、
「これは四分音符と言います。」
と、かる〜く紹介します。
四分音符についての紹介はこれでおしまい。
あとはすぐに実際的な課題に入っていきます。
僕は、この課題において、
四分音符がいかなる定義であり、
それを理解させたいわけではありません。
それよりも、この(四分)音符が出てきたら、
いちいち頭で考えなくても、反射的に、
「タン」というふうに(1拍の長さで)読み上げる(或いは手拍子する)ことを出来るようにする!
ことの方が大事!!
・・・と、そんな意図があります。
なんとなく察しがつきましたか?
これが僕の定義するソルフェージュです。
■では仮に、これが「楽典」の動画教材だったとしたら、
僕は、「四分音符」という音符の名前を紹介したあと、
こんな風に話を展開させると思います。
ーーーーー
【四分音符】っていうのは、
【全音符】を“四”つに“分”けた音符なんだよ!
▶︎全音符は四拍伸ばすでしょ?それを四つに分けるとしたら、、、
お?算数だ!!
さあ、“なに算”使う?
▶︎そう、割り算だね!
じゃあさ、割り算のどういう式になるの?
うんうん。
「4÷4」だ!、、、、で、その答えはどうなる?
・・・・・・・・etc…
ーーーーーー
どうでしょう。
なんとなく伝わりましたか?
そう、
■【ソルフェージュ】というのは、
リズム打ちや歌唱など動作・活動を通して、
実践的に楽譜の読み書き文法を習得する学習。。
■【楽典】は、
楽譜のシステムを理論的・論理的に理解していく学習。
という違いがあるんです。
実際のピアノのレッスンでは、
【ソルフェージュ分野】【楽典分野】【ピアノの技巧分野】の学習を、
状況によって配分調整をしながら、進めていきます。
注意しなくてはならないのは、
楽典の方が、より、理論的なアプローチが求められる分、
少し高度な思考力が必要になります。
まだ思考・理解が追いつかない子供に無理やりさせても逆効果。
発達段階に応じて、適宜取り入れる必要があります。
というわけで、今後は「楽典分野」の動画教材も充実させていきますので、
必要に応じてご活用ください♪
子供のための「ピアノ解体ショー」を開催します!!
https://www.youtube.com/watch?v=S5u8SyRYgak
これまで、コンサートのような演奏主体のイベントは主催したことはあるけれど、
音楽を通して出来ることは何もそれだけではないですよね。
特に、未来を担う子供達には、
今の年齢だからこそ驚けること、ワクワク出来ること、
そんな体験をたくさんしてもらいたい。
そして、音楽家としての僕が出来ることは、
決して「演奏すること」だけではないはず。
そうい言う思いから、企画を始めた第一弾がこれです。
今回は、
カワイ横浜店さんにご協力いただき、
小学生以上のお子さんを対象にした
「ピアノ解体ショー」をします。
8月3日(土)お昼頃。
(カワイ横浜 サロン:プラージュ)
実際に目の前で見て、耳で聞き、触れてみることで
得られる気づきが色々とあるはず。
楽器は科学技術の結晶でもあります。
また、長い歴史の中で、少しずつ変化し続けたものでもあります。
“ただの楽器”としてではなく、
色々な側面から知ることで、
もっともっと視野が広がっていくはず。
だから、このイベントに参加するために、
“ピアノを習っている”必要はありません。
大げさと思われるかもしれませんが、
子供達に未来を託すための、僕なりの行動のひとつです。
星野源さんの「ドラえもん」を弾きました
これも子供達からのリクエストで弾き始めた曲。
すぐにiTunesで曲を買って聴き始めたら、
途中で大山のぶ代さんが歌う
「ぼくドラえもん」(♪あったまテカテカ〜)
のモチーフが流れてくるじゃないですか!
なんて粋なことをする、源さん!
もう、そこで鳥肌ものですよ。
小学生の頃は、
毎週のドラえもんを欠かさず見る、、、
だけにとどまらず、録画して(VHS)、
次の週の金曜日までセリフを覚えるまで見る。
という、まさにドラえもん狂でした。
「さくらさくらの狂想曲」楽譜、ダウンロード配信
僕が小6の頃から作り始め、
ピアニストになってから人前で弾くようになった曲、
「さくらさくらの狂想曲」
の楽譜を、ダウンロード配信しています。
■楽譜ダウンロードページ
▶︎楽譜購入方法等のガイド
https://www.youtube.com/watch?v=3JENNT02Oqc
「野口幸太ピアノ教室」募集状況
日吉、綱島地区のピアノ教室です。
長期にわたり、新規生徒様のお迎え入れを停止しておりましたが、
平日夜枠、また木曜に若干のレッスン枠ができました。(野口クラスのみ)
【2019年5月23日時点】
※月曜日の久保田クラスに関しては、現在もお迎え入れを停止中です。