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2020.6.26ピアノ教室

情報を過度に信用しないこと

おはようございます。
音楽家の野口幸太です。

いきなり余談ですが、1ヶ月間の連続ブログ投稿も今日を入れてあと2日。
毎日書くことが前提で生活をしていると、
【同じ一日なんてものは存在しないんだな。】ってことを、より強く実感します。
ありがたい毎日です。

さて、僕は仕事にしても生活にしても、
知恵・技術というのは、自分の経験をもってしか得られないものと考えています。

当たり前のことのようですが、
僕自信のことも含めて、ここを甘く捉えている人は多いような気がします。

今や情報を得る手段としてインターネットは欠かせないものとなり、
情報量だけで勝負するのであれば、Google先生にかなう人間はいない・・・よね。きっと・・。
でも、情報というのは所詮ただの情報でしかない・っていう事実も、
僕たちは、よく認識し、受け入れておくべきです。

例えば、ピアノ教室の子供のレッスン現場でよくある例のひとつとして、
親が子供のことを、
「この子はこういう子です。」
という風に話してくださることがあります。

これを僕がどう受け取るかというと、
「この親御さん(人)の目からは、そう見えるお子さんなんだな。」
と、そんなイメージです。

つまり、この段階では僕にとっては、まだ他者から提供された情報のひとつでしかなく、
【僕自身】と【この子】との間で有効なレッスンを創っていくためには、
他者目線の情報を丸呑みしてはいけない。
ということです。

余談ですが、旅客機が、ある地点からある地点まで移動する際、
GPS、自動操縦、天候予想・・・などのシステムがこれだけ発達した現在でも、
フライト中は、実に何千回〜何万回もの軌道修正を行わなくてはならないのだそうです。

つまり、結局のところ、飛んでみなくちゃわかんない。ってことです。



レッスンの話に戻すならば、
得た情報を元に、様々なケースで実践し、エラーをおこしながら、
その都度その都度、軌道修正を重ねていった先に、
ようやく「自分たちならではの場」を創っていくことができる。

それは、「情報」が「知識」に替わった瞬間でもあり、
「知識が備わる」ということは、「活用が効く」ということです。


よく言われる、中立(ニュートラル)な位置でコントロールすることは、めちゃくちゃ大事なことですが、
傾きを知っているからこそ、中立位置をとれる。
ということも知っておかなくてはいけません。

傾きを知らない状態で、荒波が立たないところにいる状態は、
動きのないところに甘えているだけの可能性が高い。
動きがないということは、悪くもならない代わりに、良くもならないということです。

そして実は、その「中立位置に持っていくまで」が、一番大変なのであって、
逆を言うならば、その位置にまで持っていくことさえ完了すれば、
子供達は勝手に成長していってくれるみたい。

これが、ピアノ教室開業9年目地点で、僕が見えているものです。

それでは、今日もごきげんな一日を♪

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◆本日の動画【ひまわりの約束】
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秦基博さんのヒット曲ですね。
今でもときどき、子供達からリクエストをうける一曲です。
僕もこの懐かしい雰囲気、好き♪


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野口幸太プロフィール♪
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歌が好きで、出かけ先の飲食店で有線がかかるとmyマイクを取り出して熱唱するような幼児だったとのこと。(お気に入りの歌は「氷雨」)

幼稚園の先生がピアノの弾く様子を真似し始めたのがピアノとの出会い。
その十数年後、武蔵野音楽大学、大学院でピアノを専攻する。

20代そこそこのキャリアで運良く、世界的プリマドンナ、E.オブラスツォワ氏の伴奏者として共演させて頂いたり、同志で立ち上げたオペラグループ「labo opera絨毯座」の公演が、「サントリー音楽財団(現芸術財団)第8回佐治敬三賞」を受賞するなど、運の良いキャリア経験を積むことができた。

「音楽で人に役に立つこと」を信条に、ピアニスト、音楽教育家、音楽イベンターとして活動を行なっていつつ、
横浜市港北区日吉・綱島地区でピアノ教室を主宰している。


▶︎野口幸太ピアノ教室の概要はこちらから。
【野口幸太ピアノ教室】【野口幸太ピアノ教室】
・発達障害の診断をもつ子へのレッスン、オンラインレッスンにも対応。


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二台ピアノ演奏【えんとつ町のプペル】主題歌(楽譜付)
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ピアニスト吉田幸央くんと、映画「えんとつ町のプペル」主題歌をピアノデュオ演奏しました。
西野亮廣エンタメ研究所(オンラインサロン)メンバー同士のピアニストです。

動画の編集は、僕の教室の生徒さんで、駆け出し動画クリエイターの安田雄輝くんです。