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2019.5.16活動案内

音楽で何をする?



こんにちは。音楽家の野口幸太です。

▶︎今日は、冒頭の肩書きを「音楽家」としてみました。
それはなぜかというと、今これから書こうとしているテーマが、

ピアニストの僕、音楽教育家の僕、音楽企画者の僕、、、
(・・・ついでに、趣味でサックスを習っている僕も入れとこうかな。笑)
とにかく、「音楽」というものに関わっている自分について、
改めて一旦立ち止まり、
音楽家としての僕が今なにを考え、
これからどこに向かおうとしているのかを、
改めて確認してみよう。。。
という内容になりそうだからです。

「なりそう」と書いたのは、、、
この先、文章がどう進んでいくか、
全く予測が立ってないまま書き始めているからです。
作文の授業だったら怒られるやつです。笑

イメージの中にはあっても、
言語化をするのって、本当に難しい。
意気込んで書き始めてみたのはいいものの、
これがどこに着地するか・・・

ある種、見ものです(笑)
よろしければ、お付き合いください。

■ところで、冒頭の写真は、
先日のタクトフェスティバルに出演した際の写真です。
僕の活動史上初めての事態にも見舞われ、
大変思い出深いコンサート経験になりました。



本番は本番で貴重な経験でしたが、
それだけではなく、
一緒に出演した「ステップクインテット」のメンバー達と過ごした時間が、
本当に良いものでした。

年齢はバラバラで、
それぞれのバックボーンも違う人たちが、
「同じ音楽家である。」
という、たった一つの共通項だけで集まり、
それぞれが準備してきたものを持ち寄って、
一つのものを作っていく。
そんな、あの場・あの時間・あの関わり合い、、、
心底尊いものです。

写真で見ていただける通り、良い笑顔だ♪


■話は変わって、昨年末のこと、、、
僕の近しい親族の一人が突然倒れ、
合計40分間の心肺停止状態になる。
という事態が起こりました。

医療に詳しくない方でも、
これがどれだけマズいことだか、
想像は出来ると思います。
(心停止が5分続くだけで、蘇生率は約半分、、、
らしいです。)

その本人がどうなったかと言うと、
本当に奇跡と言うしかないのですが、
無事に蘇生をしました。
彼の生命力よあっぱれ!!
そしてご尽力くださった皆さんに本当に感謝です。

ただ、それだけの長時間、
脳に酸素がいかなかった人がどうなるか、
というのも、ご想像の通りです。

▶︎で、ここからが話の本題です。

とにかく、初期が勝負!
ということで、家族は毎日、
親族は最低でも一人以上は毎日、
今は言葉を発することが出来ない彼の元にお見舞いに行く。
という連携プレーが始まりました。

お見舞いに行った人は、話しかけたり、マッサージをしたり、
とにかく、脳に刺激を与えること!!

そしてある時から、眠っている彼の耳元で、
CDがかけられるようになりました。
彼の好きな歌手やバンドの歌が
常に耳に入っている状態を作ったわけです。

それを見た時に、僕は思いました。
「彼の好きな歌を、家族・親族で歌って、CDアルバムを作ろう!!」
って。

すぐにみんなで曲を決め、
レコーディングスタジオを手配し、
全曲の歌詞カードを作り、
レコーディング当日までにそれぞれが練習をしておく。
(僕以外は音楽家ではない。)

忘れもしない、間も無く年越しという12月30日
横浜のスタジオに集まりました。
ただでさえ、何かと忙しい年末、
連日のお見舞いと、今後の不安で、
疲れた表情の家族。

そんな中、レコーディング前のリハーサルを始めます。
(ちなみに、僕はピアノ伴奏と、指導係。)
いざ音楽が始まると、
嘘みたいに、みんなの笑顔が湧いてくるんですよね!!

今までの暗い表情と、重い足取りはなんだったんだ!!
ってくらい。

で、僕は確信しました。
やっぱり僕は、音楽に携わることで、
人とこういう場を過ごすことができる人間なんだ。
って。

レコーディングは順調に進み、
選りすぐりの7曲をバッチリ収録。

そこに、遠方に住んでいて、
この場には来ることが出来ない
親族からのメッセージも収録し、
スペシャル・アルバムを作りました。

以降、病室の彼の耳元では、
常に家族・親族の歌声と、僕のピアノの音が流れている、
という、ちょっと異質な状態が続いた訳ですが、、、、

そんな彼が今はどんな具合かと言うと、、、
先日、僕がお見舞いに行った際、
こうた〜!!おまえ、なんなんだよ〜!(「なにしてんだよ」←意訳)」
と、彼らしい挨拶をしてくれました。


彼の容態回復が、
この「自主制作CD」のおかげだったのかどうかはわかりません。

でもね、われわれ家族・親族の
モチベーションを上げ、
改めて結束力を発揮させるきっかけになったことは
確実なんですよ。

そして、
僕は、音楽をこういう風に使いたかったんだ!
ということも、新ためてわかった。
そんな出来ごとなんです。

それと同時に、
辛いこと、悲しいこと、不安に思うことなど、
一見ネガティブに思える物事や心情も、
生きてく力があるからこそのものなんだ!
ということも学びました。

目線を上にあげれば、それが物凄いエネルギー源となって、
心も身体も動かしてくれる。

とは言え、
難しいことは沢山あります。
そんなこと言ったって、
いつでも、どんな場でも、
同じように明るいことを言っていられるわけでもない。

転べば痛いし、
物をぶつけられれば腹が立つ、
突然電気が消えたら、迷う。

「音楽で笑顔を!」
なんて、夢に思っているだけの時は、
何だって言っていられる。

よしやるぞ!!

と、表明した瞬間、全てのことが現実化し、
次々と課題として降りかかってくる。

それでもやっぱり僕はそこに挑戦したい!!
それが、今の僕の立ち位置!!
以上!!!

はい!動画見て!!笑



それでは、ごきげんよう♪
(・・・って、すごい結び方だね、この記事。。。笑)


カワイ横浜で「ピアノ解体ショー」を開催します!!





カワイ横浜店さんにご協力いただき、
小学生以上のお子さんを対象にした
「ピアノ解体ショー」を、
8月3日(土)お昼頃に開催します。

(カワイ横浜 サロン:プラージュ)


実際に目の前で見て、耳で聞き、触れてみることで
得られる気づきが色々とあるはず。
楽器は科学技術の結晶でもありますから、
ピアノを習っている習っていないに関わらず、
色々な子たちに参加してみてもらいたい企画です!!


「風の谷のナウシカ」 オープニング/レッスン室コンサートシリーズ♪




せっかく良い楽器を買ったんだから、
ただの練習用だけではなく、
耳馴染みの色々な曲を弾いて動画にしよう!
と、「レッスン室コンサートシリーズ」を始めました。

今日の曲は「風の谷のナウシカ」のオープニング曲です。

■僕はこの曲を、映画を知るより前に知りました。
小学生の時、母が買ってきてくれた楽譜に、
この曲の超簡単アレンジ版が載っていたんです。
それまでごくシンプルなハーモニーに曲しか弾いたことがなかったので、
最初の数小節を弾いただけで、
ゾクゾクゾク〜っと鳥肌が立ち、
以降、何度もなんども繰り返し弾いていた思い出の曲です。



■撮影は【iPhone XS MAX】
■編集:iMovie
■音声もiMovie内のオーディオエフェクトで
「大きな部屋」という設定にしてみたところ、
割とリバーブが強めにかかっています。
▶︎お客さんの入っていない大ホール、という感じの残響でしょうか。
後日、音声無加工版をアップします





「さくらさくらの狂想曲」楽譜、ダウンロード配信





僕が小6の頃から作り始め、
ピアニストになってから人前で弾くようになった曲、
「さくらさくらの狂想曲」
の楽譜を、ダウンロード配信しています。

■楽譜ダウンロードページ
▶︎楽譜購入方法等のガイド






「野口幸太ピアノ教室」募集状況





日吉、綱島地区のピアノ教室です。
ただいまのところ、代表講師である野口クラス、及び今年から開講した月曜担当講師の久保田クラス、共に募集を停止しております。
新たに募集を開始する場合は、当ブログに於いてもご案内をさせていただきます。