おはようございます。
音楽家の野口幸太です。
ボクの教室には、ボクがレッスンを担当する火〜金曜の野口クラスと、
ボク以外の教師がレッスンを担当してくださる月曜クラスがあります。
月曜クラスの担当は久保田彰子先生といって、実はボクの先生でもあります。
(久保田先生のプロフィール→月曜クラス紹介ページ月曜クラス紹介ページ)
その久保田先生とよく話すことのひとつに、
「とにかく、生徒のことを良く思うことが大切だ。」
ということがあります。
ピアノ教室のレッスンというのは、
一人の生徒と教師が、数年〜数十年のお付き合いになることが普通で、
そのプロセスの中では、当然、上手くいく時もあればその逆の時もあるわけです。
上手くいってる時はイイけれど、上手くいかない時にどうかって言うと、
結局、その相手のことをどう思えるか。
ってことが、その先の発展の有無を決定づけるといっても言い過ぎじゃない。
そんな話です。
ボクは、先天性の脳腫瘍で高校生の時に手術をしたのですが、
その関係で、今でも年に数回ほど脳波測定の検査を受けているんですね。
これは、脳の中で起こっている電気的運動を測定していく検査なんだけど、
睡眠状態の時、激しい深呼吸を繰り返している時、光で視覚的に刺激されている時、、、などなど、
それぞれのシチュエーションで、脳内でどんな動きが起こっているかを細かく見ていくんです。
それで、感情と脳波っていうのも、けっこうきちんと繋がっているらしくて、
楽しい時、悲しい時、怒っている時、、、それぞれに、脳の動きってのが決まっているようです。
脳の動きというのは、脳波という形で測定できるんだけど、
それってのは電気的な運動で、つまり振動なんですよね。
言葉の綾で語弊があるかもだけど、
これをめちゃくちゃ簡単に言ってしまえば、
ボクたちの頭の中(脳)では、常に何かしらの振動が起こってるってことなんです。
振動が起こってるってことは、その人の中だけじゃなくて、
周りにも広がっちゃってるってことです。
更に、喜怒哀楽の感情によって、その振動パターンがだいたい定まっている。
・・・としたら、
はい。やっぱりこれはもう相手にもバレバレやん!
ってことです。
(#エセ関西弁で失礼します・・・。)
どれだけ丁寧な言葉を発したしても、
また、顔面に偽物の表情を貼り付けていたとしても、
その人のベースにある感情の種類って、
言葉では上手く説明できないけど、
でも何とな〜く伝わってきちゃう時ってあるでしょ?
(#言葉は万能じゃないって考え方はけっこう大事かも)
でも、それは本当は「何とな〜く」じゃなくて、
しっかりきっちり受けて、察知してるものだから。
だから感覚を研ぎ澄ますっていうことがものすごく大事だし、
それから自分の感情を上手く飼いならすってこともメチャ大事になってくる。
だって、バレちゃうんだから(笑)
どうせバレちゃうんなら、良い方にバレちゃった方が良さそうじゃん?
そして、「あ!この人、ボクのこと良く思ってくれてんだ。」て伝わった時には、
自分もこの人に対して良いことをしよう。
って思うようになるじゃないですか。
そんな様子をレッスンの場に当てはめてみたら、どう?
って、そんな話です。
それでは今日も良い一日を♪
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◆本日の動画【エレクトリカルパレード】
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ボクが最も信頼するピアニスト仲間の二人(織井香衣さん、谷川瑠美さん)と三台ピアノで演奏しました!
音楽で楽しいの輪を広げていく活動!
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野口幸太プロフィール♪
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歌が好きで、出かけ先の飲食店で有線がかかるとmyマイクを取り出して熱唱するような幼児だったとのこと。(お気に入りの歌は「氷雨」)
幼稚園の先生がピアノの弾く様子を真似し始めたのがピアノとの出会い。
その十数年後、武蔵野音楽大学、大学院でピアノを専攻する。
20代そこそこのキャリアで運良く、世界的プリマドンナ、E.オブラスツォワ氏の伴奏者として共演させて頂いたり、同志で立ち上げたオペラグループ「labo opera絨毯座」の公演が、「サントリー音楽財団(現芸術財団)第8回佐治敬三賞」を受賞するなど、運の良いキャリア経験を積むことができた。
「音楽で人に役に立つこと」を信条に、ピアニスト、音楽教育家、音楽イベンターとして活動を行なっていつつ、
横浜市港北区日吉・綱島地区でピアノ教室を主宰している。
▶︎野口幸太ピアノ教室の概要はこちらから。
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・発達障害の診断をもつ子へのレッスン、オンラインレッスンにも対応。