全26巻、大人買いした「ピアノの森」、一気に全巻読了!!!
いつも思うのですが、本にしても映画にしても音楽にしても、
「読みたい!」「聞きたい!」と思う時が自分のタイミングなんだな。って思います。
「ピアノの森」という漫画があることは、もう随分前から知っていましたが、まったく興味がなかったんですね。
それが、ちょっとした会話がきっかけでじわじわと気になり始めた。
翌日になってもやっぱり気になるから思い切って全巻購入!!
なんと!!25%オフのクーポンと、たまりまくっていたポイントで現金要らずでした!!
ま、それはいいとして、、、
僕の場合、興味をもった本や、見たいと思った映画、楽譜などは、圧倒的な高額商品でない限り、その場で買うようにしています。
買い物に限らずですが「どうしよ〜か。。。」って迷う時は、「やりたい」と思っているときで、結局後になっても同じ決断をすることが自分でわかっているからです。
だから今回も、全巻買いはちょっと勇気のいることでしたが、えいっ!とやってしまいました。
さて、このマンガのストーリー、後半は「ショパン国際ピアノコンクール」の話がメインになります。
このコンクールは、ピアノのコンクールの中では世界的にも最も権威のあるコンクールのひとつ。要するに注目度が高いコンクールということです。
主人公をはじめとした若いピアニスト達が、その大きな舞台に挑む様子が、本当によく描かれていて驚きます。
音で表現することことのできないマンガという媒体で、ピアノ演奏の臨場感、舞台の緊張感を演出できるなんて凄いっ!
漫画家さんって本当に凄いな〜って思います。
全26巻、一気に読み終えてしまいました。
(何度泣いてしまったことか・・・。笑)
良かったらショパンも一度聞いてみてください。
僕自身は、今現在も今後もショパンの曲を人前で弾く。ということはないと思います。 Coming Soon
ずっと実現させたかったコンサート。
2018年10月、2019年2月。 野口幸太ピアノ教室 募集状況
(2018年8月2日現在)
(数年前までは弾くこともありました。)
ショパンに限ったことではなく、僕の場合は元々はピアノ用に書かれていない曲を自分で編曲して演奏する。という方が、ステージ上においては楽しくなれるんですね。
それは、2012年から3年連続でやったリサイタルを通して、よくわかりました。
(前半は伝統的なピアノ曲コーナー、後半はノンジャンルで好きな曲を好きにアレンジしたものを弾くコーナーという構成でやっていた。)
でも、だからといってショパンもベートーヴェンのピアノソナタも、ラフマニノフのピアノ曲もその他色々、大好きです。
聞くのも弾くのも好き。
だから、けっこう家では弾いてるんです。
特にショパンの練習曲は年間通してコンスタントに触れていますし、余裕がある時は練習曲と並行して、その時々の“お好みの曲”を見つけて楽しんでいます。
やっぱり、100年・200年も名の残る作曲家たちが本気で作った曲は“イイ”んですよ!!
“音のカラクリ”を研究し尽くした作曲家たちが、これでもか!というほど、あっちこっちに“音の仕掛け”を施しているんですね。
カタイ言い方をすれば、総じて「緻密に音楽が作られています。」
“仕掛け”の種類は千差万別、本当に様々ですが、ものすごくわかりやすい例として、一時期こんな動画がSNSなどで流行っていましたね。
バッハが,
とある作品に施した“音の仕掛け”を視覚的に分かりやすく紹介している動画です。
これは少し極端な例です。
ただ、ほとんどのクラシックの作曲家がたぶん、“その気”にさえなれば(!?)、これくらいのことはそんなに苦労なく出来てしまうくらいの、音の組み立て能力は持っているはずです。
こんな風に音を扱うことが出来てしまう音作りの専門家たちが、ピアノという楽器の特性を知り尽くし、それにフィットするように作った曲であるならば、やっぱり素晴らしいんですよね!!
更に、自分が楽譜を見ながら弾くことで、曲中のあちらこちらに散りばめられた仕掛けの一つ一つに気がついていく楽しさもあります。
そしてまた、そのことが僕が自分でピアノ編曲をする時にも役立っているんだと感じています。
でも、ただ音楽を楽しみたいと思っている聞き手が、作曲家の作曲技法を見抜かなくちゃいけない!なんてことはないんです。
むしろ、そんなことに躍起になることの方がナンセンスだと思ってしまいます。
だって、面白い映画を観て楽しむために、撮影技法、台本構成、カット割りをいちいち分析する必要はないでしょ??
日本人が、「クラシック音楽はちょっと難しそう」というイメージを持つのは、明治時代にこれが入ってきた経緯からしても仕方のないことだと思います。
クラシック音楽を聞くこと自体が「ちょっと凄いでしょ!」的なステータスになっていた時代も確かにあったようですから、まあ、敷居が高くなるのは当然ですよね。
逆に言うと、そう言う流れがあったからこそ日本国内でここまでクラシック音楽が広まったんだと僕は考えています。
だけど、本当は、そういう時代はとっくのとうに終わってるんですよね。
昔の“イメージ”だけがまだちょっと残り香のように漂っているだけで、、、、
実際問題、音大生の話(←のだめ)や、権威ある国際コンクールの話(←ピアノの森)が漫画のヒット作になる時代ですよ。
もしかしたら、本当に今後の在り方を見つめなおさなくてはならないのは、我々の方なのかも。
(ここらへんのことも、いつかまた整理して文章化したいな〜って思っています。)
ところで僕が今、ショパンの練習曲の他にさらっているのが「バラード2番」というやつです。
15年ぶりに楽譜を開きました。
一般的にはあまり馴染みのない曲かもしれませんが、もし良かったら聞いてみてください。
「ショパン バラード2番」で検索すれば、誰かしらの演奏が必ず試聴できます。
特に男性の方!もし、最初1分間で「なんか退屈だな〜」って思ったら、あと1分ちょっと、我慢して聞き続けてみてください。
まさかの・・・・てん、か、、、i。。。。!?笑
というわけで、「ピアノの森」を全巻読んでみたことをきっかけに、改めて僕自身とピアノの付き合い方についても見つめなす機会をもらいました。
まずは前者チームがいつものスタジオに集結!!
詳細は間も無く公開。
▼今はまずチームメンバーだけ公開!!
(50音順)
井出壮志朗
織井香衣
川越塔子
清水龍之介
鈴木俊介
谷川瑠美
西本真子
野口幸太
舟橋千尋
前田めぐみ
横山修司
9月以降について、若干名、新たな生徒さんのレッスンをお受けすることが可能となりました。
▼当教室のレッスンスケジュールは、「毎週◯曜日◯時」という固定制ではなく、毎月ごとに講師と生徒さんの都合が合う日時を設定しております。
(レッスンのご予約はインターネットの予約システムを利用しています。)
その他詳細につきましては、ピアノ教室のページをご確認の上、お問い合わせフォームからご連絡ください。
▼なお、お問い合わせを頂くタイミングによっては、既に定員に達している場合もありますのでご了承ください。