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2014.10.11ピアノ教室

発表会が近づいてきました。

教室の発表会が近づいてきています。
当教室の場合、発表会は全員参加ではなく、希望された生徒さんのみ出演して頂くことになっており、今年もまたその季節がやってきました。

発表会に出る出ないに関わらず、特にお子様のレッスンの場合は、今現在の(その子の)音楽的経験値や、年齢に伴う発達段階に応じて、極力「自分自身で考えてもらう時間」を作るように心掛けています。

例えば、もし曲について何かしらのイメージがあるのなら、自分なりの語彙を駆使して言葉で伝えてもらいます。
また、一度弾けるようになったフレーズが弾けなくなってしまった時などは、ほとんどの場合自分自身に理由があります。
そんな時は一体(自分の中の)何が邪魔をしてしまっているのか、考えてもらいます。
手のポジショニングや、(身体の)姿勢のようなテクニカルな問題の場合もあれば、「(弾けなくて)イライラして弾くことに集中出来ない」のように気持ちの問題の場合もあります。そしてその都度、対処法を考えてもらいます。

これはあくまで一つの例ですが、教室の最終目標である「“先生”に頼らなくても、自分の力でピアノを楽しめるようになってもらう。」ためには、弾くための方法を自分自身で見つけていくことが大切だと考えています。

もちろん、最初からこれが全部出来るのであれば、教室に通う必要はありません。
教師が1つ1つ教え伝えるべき事と、自分自身の力で辿りつかせるべき事の境界線をその都度見極めていくことが大切だと思っています。

さて、発表会まで一カ月を切りました。
毎回のことながら、発表会の前月はほとんどの生徒さんがレッスン回数を増やして教室に通ってきてくださいます。
みなさんそれぞれ、自分なりの方法を見つけて練習に取り組んでくださっているようで、レッスンの度に僕自身もたくさんの刺激を受けています。
小さなお子さんから学ぶ事って、結構色々あるんです。

みなさんが本番のステージで立派に弾いてくれることはもちろん嬉しいことですが、実は本番直前の今の時期が一番色々な事が発見出来る時期なのかもしれません。

あと三週間、貴重なこの期間を楽しみながら取り組んでいきたいと思います。

(写真は、ある男の子がお母さんと一緒に作ったと見せてくれたシール帳です。発表会で弾く曲の楽譜を縮小コピーし、目標を達成した小節ごとにシールを貼っていくのだそうです。
※通常のレッスンではまだ習っていなかった音域の音符にはひらがなで階名がふってあります。)

Piano School


風の谷のナウシカ「オープニング曲」を弾きました






映画よりも先に曲を知った、という作品。
小学生の時、超簡単アレンジのナウシカの楽譜をもらい、
当時の僕は、「な〜んて、いい感じなんだ!」
と、幾度となく弾き遊びました。
映画の存在を知ったのは、もう少し後になってからだったと思います。