こんにちは。ピアノ教師の野口幸太です。
私自身は「療育」「ピアノ」それぞれを分けて、別個に考えるという概念がありません。
【補足】
昨日は、発達障害という言葉について、僕の考えを書きましたが、
今日は、実際に質問されることが多い、この問いに対する回答文をここに引用・ご紹介します。
よく頂く質問とはこれです。
↓ ↓ ↓
【僕(ノグチ)がやっていることは、療育ですか?それともピアノ教育ですか?】
【回答文】
「療育」という言葉の定義は様々ですが、もし仮に「社会的自立への支援、教育」とするならば、人とのコミュニケーション(生徒対教師)を要するピアノ教室のレッスンは、小さなひとつの社会における教育・支援とも言っていいかもしれません。
とはいえ、この教室の場を「療育の場」と定義付けることはありません。
また一方で、ピアノを(上手に)弾くことが最終目的であるとも、私は捉えていません。
ピアノを弾くことをひとつの目標と掲げ、その活動を進めていく中で、自分という人間を見つけ出していく、形成していくこと。
つまり、ピアノはそのための手段、という考え方です。
ピアノは一朝一夕に弾ける様になるものではないことは、何となくイメージとしてお持ちかもしれません。
だからこそ、長いお付き合いが可能であるとも言えます。
そのプロセスの中で、どれだけのことを見出していくか。
これが当教室におけるピアノ教育の目的であり理念です。
どんな物事にも専門分野というものがあります。
例えば(西洋)医療で言うならば、内科があれば外科もあり、耳鼻科や皮膚科もある。
同じ内科の中でも、循環器内科があり呼吸器内科があり、脳神経内科と名の付くものまでもがある。
この様に、分けて区分することで、ひとつの専門分野を深く追求していくことが可能になり、
実際、僕たちもその恩恵にあずかっている部分もあるわけです。
(僕は今でも脳神経内科の定期受診をしています。)
ですから、「専門家」や「専門知識」たるものを軽視する考えではありません。
しかし、仮に(西洋)医療の目的を「身体の健康を取り戻す」とした場合、
外科分野のことにだけ注意を払えば見てれば済む話しではありませんよね。
様々な分野、専門療育の中で培われた知識、技能の連携が試されるわけです。
僕が考えるピアノ教育というのも、そんなイメージです。
以上です!
今日もごきげんな1日を♪
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野口幸太プロフィール♪
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歌が好きで、出かけ先の飲食店で有線がかかるとmyマイクを取り出して熱唱するような幼児だったとのこと。(お気に入りの歌は「氷雨」)
幼稚園の先生がピアノの弾く様子を真似し始めたのがピアノとの出会い。
その十数年後、武蔵野音楽大学、大学院でピアノを専攻する。
20代そこそこのキャリアで運良く、世界的プリマドンナ、E.オブラスツォワ氏の伴奏者として共演させて頂いたり、同志で立ち上げたオペラグループ「labo opera絨毯座」の公演が、「サントリー音楽財団(現芸術財団)第8回佐治敬三賞」を受賞するなど、運の良いキャリア経験を積むことができた。
「音楽で人に役に立つこと」を信条に、ピアニスト、音楽教育家、音楽イベンターとして活動を行なっていつつ、
横浜市港北区日吉・綱島地区でピアノ教室を主宰している。
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・発達障害の診断をもつ子へのレッスン、オンラインレッスンにも対応。
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二台ピアノ演奏【えんとつ町のプペル】主題歌(楽譜付)
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ピアニスト吉田幸央くんと、映画「えんとつ町のプペル」主題歌をピアノデュオ演奏しました。
西野亮廣エンタメ研究所(オンラインサロン)メンバー同士のピアニストです。
動画の編集は、僕の教室の生徒さんで、駆け出し動画クリエイターの安田雄輝くんです。