【休符＝おやすみ】の不正解
休符というと「おやすみ」という風に捉えている人は多いと思います。
おはようございます。音楽教育家の野口幸太です。
昨日は雨も降り、ちょっと涼しい一日でしたね。
これから梅雨の季節が始まっていくのでしょうか。
さて、昨晩はYouTubeの音楽教育チャンネル（野口幸太／Eチャンネル）で、
「おうちでソルフェージュ」シリーウの動画を2本公開しました。
そのうちの一本が、「リズムトレーニング８」です。
今回から、ようやく四分休符が登場します。
市販のリズムテキストでは、
最初に【四分音符】と【四分休符】、ちょっと遅れて【八分休符】
というパターンで展開していくことが多いかと思います。
実際、僕が作成したリズムトレーニングペーパーも、
かなりスモールステップとは言え、
カリキュラムとしては同じパターンを採用しています。
これはこれでいいのですが、
今作っている動画教材のリズムトーレニングでは、
順序を逆にしてみました。
最初に【四分音符】【八分音符】を習得してから、
【四分休符】を登場させる。というパターンです。
どうしてかというと、、、、
まぁ、ある意味正解ですが、別の意味では不正解です。
【正解】の理屈はこうです。
▶︎音符が書かれている箇所）は、音を出すけれど、
休符が書かれていたら、一時的に音を出さない。
つまり、楽器や歌など発していた音を“休止”させる。
という点で、正解です。
これはこのまま、【不正解】の理屈とも繋がります。
どういうことかというと、、、
▶︎休符というのは、音を休止させる行為が求められるもの。
奏者にとっては、意識的にも動作的にも、
決して「おやすみ」なわけではないんです。
つまり、休符は、音を鳴らさないことをするポイントであって、
休憩ポイントなわけではない。ということです。
■余談ですが・・・実は、この休符をいかに捉え、どう表現するかで、
演奏の風味はガラっと変わったりするんです。
要するに、休符もまた音符と同様に「意識的」なものだということなのですが、
中には、この「音を鳴らさない」という行為が、
最初のうちはスムーズにこなせない。
という子もいるんです。
そういう子にとっては、
得意な方の「鳴らす」という行為を沢山やらせてあげてから、
「鳴らさない」に取り組むという方が、よりスムーズにいくかもしれない、、、
ということで、今回の動画教材では、
一般的な教材とは逆の手順で組み立ててみたのでした！！
皆さんの学習のお役に立てれば幸いです♪
それでは、今日も良い一日を！
ピアニストチャンネルも随時更新中です！「Time to Say Goodbye」を弾きました
アンドレア・ボッチェッリが歌った傑作ソングですね。
英語のタイトルから「別れの歌」を連想されやすいですが、
これから旅立っていこう！
という、かなり前向きな歌。
今回はピアノソロver.で公開しましたが、
いつか、歌い手さんとも演奏動画を撮りたいな〜。
なんて、思っています♪
子供のための「ピアノ解体ショー」を開催します！！
https://www.youtube.com/watch?v=S5u8SyRYgak
これまで、コンサートのような演奏主体のイベントは主催したことはあるけれど、
音楽を通して出来ることは何もそれだけではないですよね。
特に、未来を担う子供達には、
今の年齢だからこそ驚けること、ワクワク出来ること、
そんな体験をたくさんしてもらいたい。
そして、音楽家としての僕が出来ることは、
決して「演奏すること」だけではないはず。
そうい言う思いから、企画を始めた第一弾がこれです。
今回は、
カワイ横浜店さんにご協力いただき、
小学生以上のお子さんを対象にした
「ピアノ解体ショー」をします。
8月3日(土)お昼頃。
（カワイ横浜 サロン：プラージュ）
実際に目の前で見て、耳で聞き、触れてみることで
得られる気づきが色々とあるはず。
楽器は科学技術の結晶でもあります。
また、長い歴史の中で、少しずつ変化し続けたものでもあります。
“ただの楽器”としてではなく、
色々な側面から知ることで、
もっともっと視野が広がっていくはず。
だから、このイベントに参加するために、
“ピアノを習っている”必要はありません。
大げさと思われるかもしれませんが、
子供達に未来を託すための、僕なりの行動のひとつです。
「さくらさくらの狂想曲」楽譜、ダウンロード配信
僕が小６の頃から作り始め、
ピアニストになってから人前で弾くようになった曲、
「さくらさくらの狂想曲」
の楽譜を、ダウンロード配信しています。
■楽譜ダウンロードページ
▶︎楽譜購入方法等のガイド
https://www.youtube.com/watch?v=3JENNT02Oqc
「野口幸太ピアノ教室」募集状況
日吉、綱島地区のピアノ教室です。
長期にわたり、新規生徒様のお迎え入れを停止しておりましたが、
平日夜枠、また木曜に若干のレッスン枠ができました。（野口クラスのみ）
【2019年5月23日時点】
※月曜日の久保田クラスに関しては、現在もお迎え入れを停止中です。