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2018.7.9活動案内

“カズー”を吹こう!!



SNSなどで交流を持たせて頂いている方々にはお馴染みになってきましたが、カズーという楽器に可能性を感じてなりません。
アフリカ発祥の楽器で、最大の特徴は特別な訓練なしでメロディー奏ができてしまう。という点です。
(ついでに一個一個の価格は百〜数百円と低価格なのも特徴。)

学校教育にも携わっている僕自身も感じることですが、鍵盤ハーモニカにしてもリコーダーにしても、それぞれに素敵な楽器ですが、決して簡単とは言えません。
例えば、いきなり楽器を渡されて、
「知ってる曲演奏してごらん!」
と言われても、普通は不可能ですよね。
しかし、
カズーはそれが可能なんです!!
例えば、先日レポートを公開した児童(主に9〜11歳)を対象にした音楽ワークショップにおいて、
参加した子たちは皆、
3分もあれば「聖者の行進」の旋律を吹けるようになりました。

■なぜ簡単なのか?
僕が今、カズーに注目している一番の理由は、歌さえ歌えれば誰でもが
すぐに旋律を演奏できてしまう簡単さです。
奏法が簡単な分、音楽自体を楽しむことにフォーカスし易い。と考えています。
例えば、リコーダーであれば、全ての音一つ一つに対して塞ぐべき穴が決まっていて、それらを全て憶えなくてはいけません。
しかも、“ただ憶える”だけでは不十分で、「ドと言えばこう」「シ♭と言えばこう」と、ほとんど同時的に手指がポジショニングできるレベルにまで達せないと、なかなか満足な演奏には繋がらないのです。
これは他のほとんどの楽器に対しても共通して言えることです。
従って、「積み上げていく学習」の教具としては鍵盤ハーモニカもリコーダーも有効活用の可能性は多分にあるものの、
その場で即興的にアンサンブルをしよう!!
といったシーンにおいては、用途がかなり制限されてしまいます。

では、いったいカズーがどうして簡単に演奏できる楽器なのかというと、、、、
↓これです。↓
ーーーー野口が書いた企画書より切り抜きーーーー


■カズーを試す!!
実は僕自身もカズーという楽器の存在を知りませんでした。
教えてくれたのはドラマー/パーカッショニストの日比野慎也さん。バンドのドラムからクラシックのパーカッションまで幅広くこなすプレイヤーさんです。
決して型にはまることはなく、毎回違ったアイディアで場を盛り上げてくれるプレイヤーさんですが、
僕が素晴らしいと思っているのはそれだけでなく、“型=基礎力”をアップさせるためのトレーニングも日々欠かさず取り組まれているところ。
だからテクニックは間違いない。
だからこそ色々なアイディアも湧いてくるし、説得力があるのだろう。と思います。
素晴らしい!!

で、そんな日比野さんが教えてくれたカズーを、僕自身がもっと知りたかったので、どうしても本番で演奏してみたくなりました。
それが 
ラ・フォル・ジュルネTOKYO@池袋 応援する会「amitié(アミティエ)」です。

(クラシックがテーマのコンサートだから却下されるかと思ったのですが、このプロジェクト全体の取りまとめ役をされていた廣瀬史佳さん(音楽事業部voce 代表)が面白がってくれたので実現したことです。ありがとう!!)

人前で演奏してみて初めてわかることもあり、結論だけ言うと、
もっとカズーを極めたいっ!! でした!!

■カズーは手作りできるらしい!!
ということで、徐々にカズーにハマりこんでいったその矢先、ピアノ教室の生徒くんが「学校でこんなものを作りました!」と持ってきてくれたのがこれ、


「カズーって言うんです!!」と誇らしげに説明しながら、演奏を聞かせてくれた生徒くん。
なんというタイミングでしょう!これは、もうカズーを極めていきなさい!と言うお告げではないか!!

ちなみに、彼が作った「カズーは紙、輪ゴム、セロファン」が主な材料で、僕が持っているプラスチック製のものとほとんど遜色のない立派な音が鳴っていました。


■カズー探求は続く!?
ということで、僕のカズー探求は日々続いています。笑
元々、簡単な楽器ですが、簡単なりにも技巧を極めてみたらどうだろうか。と、暇を見つけては吹いて練習・・・というか、遊んでいるわけです。
いずれは音楽好きが集まって、カズーオーケストラ結成!!なんて、面白そうじゃないですか!?
大人も子供も大集合!!なんてね。
目標曲はリムスキー=コルサコフの 「くまんばちの飛行」 ←ピッタリでしょ??笑

最後に、僕のカズー練習の様子をいくつか紹介しておしまい♪