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2018.6.25ブログ

強烈です。


やりたいこと、やりたくないこと。好きなこと、好きじゃないこと。
好きなことなのに蓋をしていたこと、好きじゃないのに好きなフリをしていたこと、、、
自分のことなのに、まだまだわかっていなかったことが多かったんだな〜と、今更ながら気がつかされる日々です。

今年はとにかく興味を持ったこと、好きなことを極力優先させる一年。というようなテーマが自分の中にあります。
例えば、冒頭のサックスなんかもその一例。
前々からやってみたかった“息を吹く”楽器。

やってはみたいけど、練習する時間作れないし・・・。
お金もかかるし・・・。
上手くなれるかどうかわかんないし・・・。

やらない理由を作るのって簡単で、、、、いつの間にか「やりたい」と思っていたことすら忘れてしまっていたりして。
今年の3月のオペラ公演で思い切って「鍵盤ハーモニカ(←これも息を吹く楽器の一種。)」をオケ編成に組み込んで吹いているうちに思い出しました。
「あっ!!管楽器やりたかったんだった!」って。
今年のテーマ「やりたいをやる」の精神に従い、ようやく決断!
もう、冒険ですよ。
暇を見つけてはネットで検索をして、習いたい先生を探し、いざ先生が決まったら今度は楽器の購入。
価格の安い楽器はいくらでもあったけど、今の僕が出せる限度ギリギリのところまで背伸びをしてみました。

そういえば、昨年秋に購入した鍵盤ハーモニカも同じで、数千円で買えるものは沢山あったけど、、、
本当にやりたいものだったらちゃんとした物を「エイッ!!」てな具合で、僕が探している音域の中では最高級のものを購入しました。
これも僕にしたらだいぶ背伸びした買い物でした。
それにそもそも、オペラ公演のオケに鍵盤ハーモニカを入れるなんて、批判も沢山されるかもな。ちょっと怖いな〜〜なんて思いもありました。
ま、良くないと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、今となれば、それがきっかけで鍵盤ハーモニカを演奏するお仕事がコンスタントに頂けるようになったという事実があります。
昨年、腹を括って買った高価格な鍵盤ハーモニカは、今は大事な仕事道具のひとつになりました。

▼鍵ハモ練習に一喜一憂している時の動画


鍵盤ハーモニカや、サックスのレッスンだけでなく、その時々の自分の“やりたい”に耳を傾け、それをひとつひとつ実行していこうとする行為って、多かれ少なかれ劇的なものが一緒に付いて回って来るんですね。
失敗するかもしれない、批判されるかもしれない、なんて不安も貼り付いてくるから尚更複雑です。
それに、自分の“興味”や“好き”に意識を向けることは、同時に“好きじゃないもの”を認識することにも繋がるってこともわかってきました。
今まで好きなふりして出来る人っぽくこなしてきた物事、、、、
エェェェ!!オレってこれ好きなことじゃなかったんだ!?
僕にとっては驚きの連続ですよ。ほんとに。
でも、そういう一つ一つのことを通して、だんだんと自分の質を正しく理解していけるのかな。なんて思ったりもします。

今日は午前中の予定がなかったのでサックスの朝練をし、その後は大学の学部〜修士時代通してのクラスメイトだった友人ピアニストと会ってきました。
今更サックスなんて始めてみたことなんかを話し、友人は友人で自身の娘さんへのピアノレッスンのことなどを聞かせてくれました。
みんなそれぞれの自分が選択した道を生きているんだな〜〜なんて、改めて思ったのでした。

というわけで、ちょっと大変そうだな、と思うようなことでも「やりたい」という気持ちを極力優先させる日々は今の僕には色々と強烈です。
「めちゃめちゃワクワクする!!」と「めちゃめちゃ不安だわ!!」が同時進行するからですね、きっと。

今思えば「やってみたいサックスを買って、レッスンに通い始めた」ことは、単にサックスが吹けるようになるってこと以上の意味が僕にはありそうです。

「津軽海峡冬景色」を弾きました







演歌にトライしてみました。
石川さゆりさんの「津軽海峡冬景色」。

演歌特有の節回し、
音程のずり上げ(下げ)など、、、
声ってやっぱり凄いな。と再確認しました。

少しでも歌い手の雰囲気を伝えられたらと思います。
ともあれ、日本の名曲をお楽しみ下さい。