小5の頃に、『あなたには無理!』と言われて始まった音大受験への道。
経済的に恵まれていたわけじゃない中、音大受験を通過して、、、更に大学院さえ出ればピアニストになれるもの!
という勘違いで、学部から引き続き、満額の学生ローンを組み、、、
社会に出てからは、舞台現場であっちこっちから怒鳴られながらピアニストやって、学校でも教え、介護の仕事もして、、、
奨学金の返済はまだ終わらないけれど、ようやく音楽一本で食べられるようになっている今の自分が見ている景色は、子供の頃に見ていたはずの、キラキラな夢の姿とはちょっと違うかな。
それは、次のまだ叶わぬ夢を見させてもらっているから。
不足感ではない。
ただ、僕たちは死ぬまで生きているからだ。
成長することが許されているからだ。
未熟者万歳
ふと出てきた昔の写真から、そんな言葉がリアルに感じられたひと時でした。