本日リリースした【単発レッスンプラン】に寄せて、思いを伝えられればと思います。
2000年代初頭、ピアノ教育の在り方が、それまでとは大きく変わり始めた頃、ある著名な教師は言いました。
「日本は、世界一ピアノを習う子供が多いけれど、世界一ピアノ嫌いを生み出している国」
・・・あれから20年、子供達に対するレッスンの在り方は、随分変わってきました。
ところで、過去、ピアノ嫌いにさせられちゃった大人達は、今になって気がつきます。
「私は、ピアノが嫌いだったんじゃないんだ。ピアノのレッスンが嫌いだったんだ！」
そこで、ピアノを再開してみよう！と一歩踏み出したのはいいものの、子供の時に植え付けられた辛い記憶はそう簡単には消えてくれません。
本当は教師の努力不足なんだってことは知る由もなく、上達しないことを叱られ、「練習しない＝悪」のように思わされビクついてきたこと。
厳しく恐ろしいレッスンの場で、弾けるようになっても、全然面白くなれなかったこと。
次々と蘇ってくる・・・。
これらは、ピアノをなにかの勉強や、努力根性合戦のようなものと捉え、猛進した結果の産物。
（そのおかげで、日本はピアノ大国になれた側面もある。）
でも待って！
音楽とは、言葉では表しきれない心を、表に出す行為でもあります。
もし言葉が万能だったら人間は音楽を持たなかったかもしれない。
で、人間は、なんでも“出してしまいたい”生き物なの。
で、出すとスッキリすんの(笑)
音楽をするという行為は、本来喜びの行為なんです。
この本質をもう一度見つめ直して、あなたの根底を覆すことです。
最後にもうひとつ。
音楽には答えはありません。
あなたが主役のあなたの人生、あなたの正解を、音楽を通して探していこうじゃない♪
心より。
