この週末は声楽家、西本真子さんの門下生による発表会にて、演奏をさせて頂きました。
最後の講師演奏(西本さん)も含めて10名の声楽家さん方との共演です。
社会人としてお仕事をされながら歌を学んでいらっしゃる方、演奏家として活動をされている方、音大で声楽を専攻している方など様々な人たちです。
当然ですが、人数が多くなればなるほど一人一人と費やせる打ち合わせ(リハーサル)の時間は短くなります。
アンサンブルはコミュニケーションそのものだと思っているのですが、一人につき4、5分程度の演奏時間の中で自分が「どう歌い手と対し、また沿うことが出来るか。」ということをギリギリのところまで挑戦してみよう。というのも目標のひとつでした。
相手がこう言うのであれば、自分はどう返そう・・・。
自分が投げかけたことが、相手にはどう伝わる?・・・。
そういうようなことが、例えば音の強弱、速度の速い遅い、間合いといったような形になって表面化し、全体の雰囲気に繋がるものと思います。
そしてそれは二度と同じことは再現できないものです。
まさに会話と一緒。
こういう一回きりのやりとりが出来る演奏の場が僕は大好きです。
※ちょっと前の記事ですが、ヤマハ音楽研究所のページで「アンサンブルの人間関係」という文章が出ているので、興味があればご覧になってみてください。
結果、気持ち良くやりとり出来たところもあればそうはいかなかったところもあるし、
手元(鍵盤)の操作はそこそこに、今相手は何を言ってんだろ?と、耳を傾けてみるところがあれば、「ここはちょっと言わせてもらう!」というようなところがあったり、
噛んでしまうところもあったり・・・(笑)
とにかく実質1時間半くらいの短い時間の中で、本当に色んな交換が出来た良い時間だったなー。と思います。
いい経験の場を頂いたことに感謝をしつつ、門下生の皆さまのご活躍を心からお祈りしております。
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ところで、会場のあった神楽坂ではこんなお祭りモードになってました。
東南アジアの屋台を思わせるような活気!!
もちろんこれから本番な僕は、美味しそうな匂いと楽しげな雰囲気を振り切ってスルー。
毎週やってんなら行きたい!!・・・です。
やってないか。。。
「アメイジング・グレイス」を弾きました
世界中で親しまれている曲ですが、
誰が作曲したかははっきりとしていないという、
ちょっとミステリアスな歌。
作詞は、ジョン・ニュートンというイギリス人。
彼がこの歌を作る(作詞)にいたったストーリーがまた劇的です。
ここで書くと長くなるので、興味があればWikipehiaのページにも掲載されています。