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2017.12.10活動案内

電子楽器とのコラボをした感想(祖師谷小学校開校記念コンサート)

ブログでのご報告が遅くなりました。
去る12月1日、世田谷区立祖師谷小学校の開校記念コンサートを無事に終えました。
既に活動報告書を作成しアップロードしておりますので、よろしければご覧ください。
報告書(PDF)


今年は「電子楽器の世界」ということで、
二種類のシンセサイザー(キーボードとウィンドシンセ)、そしてヴォーカル、更にピアノ(アコースティック)という編成を組みました。
クラシック、映画、アニメ、ポップスなど様々なジャンルの音楽を演奏したわけですが、僕としてはここまでガッツリと電子楽器とのコラボレーションをしたのは初めてです。
またプレイヤーさんも、バンドなどのポピュラー系(・・という言い方が正しいかどうか微妙ですが。。。)の現場で活躍されている方達ですので、リハの進め方1つとってもクラシックの現場とはちょっと違い、新鮮で楽しい部分もありましたが、感覚を掴むのが難しい部分もありました。
※プレイヤー陣のプロフィールも先ほどの「活動報告書」からご覧頂けます。


何よりも戸惑ったのは、マイクが設置されてスピーカーを通して聞かせるピアノ(アコースティック)の弾き方です。
クラシック現場で(生音で)弾く時のような細かいタッチの差は、スピーカーを通して聞こえてくる音には反映され辛いようで、実質上ほとんど「やるだけ無駄」と言ってもいいような感じでした。
また、それぞれの楽器の音量のバランスは、基本的にはPA(音響)さんが予め整えて下さっているので、
僕が強弱をコントロールしても、全体の音量のバランスに与える影響は少ない。という感じがしました。
こういう点はクラシック現場とは違い、最初は戸惑いましたが、
要するに細かいことは考えずとにかくガンガン弾いて楽しんじゃえばいいのか!!
と、ふっきれてからは、随分と楽しむことができました。

今回は、スピーカーは物理的に自分の耳より高い位置に設置されていたので、
自分の弾いているピアノの音が空から降ってくるような感覚だったり、
20メートル位離れたところで歌っているはずの歌手の声が、すぐ近くのスピーカーから聞こえてきたり。
考えてみれば当たり前のことですが、クラシックな現場ではまず得られない感覚なので、僕にとっては新鮮かつ楽しいものでした。
これはクセになりそう。。。


それにしてもこの学校の子達は本当によく歌ってくれます。
コンサートのために練習してくれた「この星に生まれて」を我々と一緒に全員で歌いました。
体育館いっぱいの歌声でとても気持ちよかったです。


今年もこんな素晴らしい機会を頂けたことに感謝。
ありがとうございます。
最後になりましたが、祖師谷小学校の皆様開校75周年、本当におめでとうございます。




「オーソレミオ」を弾きました







カンツォーネと言えばコレッ!!ですね。
イタリアはイタリアでもナポリ生まれの曲。
底抜けに明るくて、情熱的!
体全体で歌いたくなる一曲ですね♪